■フィールドノート2

    近年、ユニークな公園遊具が姿を消しています。その背景には、現代の子供達が安全に遊ぶための規準を満たしていない、主に昭和の時代につくられた遊具が全国各地にはまだ多く、公園を新たに整備する際に撤去されているからです。撤去が進む遊具の中には、モルタルなどの建築材料でつくられた、温かみのある直線や曲線を多用したものが多くあります。また、経年劣化によるクラックや子供達が遊び親しんでできた擦れ跡、落書きなどの痕跡は遊具表面に豊かな表情を与えていて、魅力があります。
    本活動では今後、時代と共にその数が減少するであろう、地場に根付いたユニークな公園遊具の記録撮影を続けています。

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