まちを丁寧に観察していると、同じように見える風景の中に特徴的な差異が浮き彫りとなり、見えてくることがあります。このような現象を捉えるには、ある共通するタイプ(類型)を分類し、考察するタイポロジーという手法が有効です。タイポロジーは、溶鉱炉や給水塔シリーズで知られる、ドイツの現代写真を代表する写真家、ベッヒャー夫妻が作品づくりに用いた手法として有名です。彼らの作品は、比較可能な類型の写真を組み、お互いを関係づけることでその意味的差異を抽出している点に特徴があります。
本活動では、都市に内在するデザインをタイポロジーの視座で収集し、撮影を続けています。
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